2010年2月25日

映画秘宝 2010年4月号

 今月号もおもしろいです、「映画秘宝」。
「完全保存版!韓国暴力映画の歴史」と題する特集が全9p。そのうち、ヤン・イクチュン監督(『息もできない』)のインタビューが2p(写真がまたイカす!)、「暴力描写から韓国映画を読み解くための44本」が5pもあります。この44本、1926年の『アリラン』にはじまってキム・ギヨン監督作はもちろん、『帰って来たウェダリ』や『韓国版 大阪代理戦争』なんていう超マニアックな作品まで強烈なラインナップ。「『東京DOGS』はこれ観て猛省しろ!」という『美しき野獣』や「『カムイ外伝』のガッカリ分が取り戻せる」という『ス』など、「映画秘宝」ならではの切り口です。
 間もなく公開の『ニンジャ・アサシン』、そしてイチオシの『渇き』は2ヶ所に記事が。各地の映画祭で上映される作品にも触れてます。

映画秘宝 2010年4月号
洋泉社/1,050円(本体1,000円)/2009年2月20日発売
【掲載記事】
映倫も驚いた『ニンジャ・アサシン』の凄絶残酷描写!
『渇き』は意外なまでにストイックなホラーなのだ
完全保存版!韓国暴力映画の歴史
映画祭で観るべき映画はこれだ!
 ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 『ネイバーゾンビ』『ノルウェイの森』
 大阪アジアン映画祭 『チャウ』
新作映画情報『渇き』



2010年2月24日

MUSIC MAGAZINE 2010年3月号

 出ました、韓国音楽特集の「MUSIC MAGAZINE」! なんと表紙はKARAです! もちろん先日の初来日イベントのリポート&インタビューもあります。
 老舗の音楽専門誌らしく、いわゆる韓流雑誌なんかの紹介の仕方とはまるで違いますね。「(少女時代の)ジェシカもテヨンも最近、力を抜いて柔らかく歌うようにしてるな~と思っていた」とか、さすがです。ぼくはまだメンバーの顔と名前が一致してません......。Brown Eyed Girlsの「アブラカダブラ」を作曲したHitch Hikerなる人物が元Roller Coasterのヂヌというのも知りませんでした。とても勉強になります。5人の執筆陣によるCDレビュー30枚のなかにイ・ミンギ『NO KIDDING』があったりしてニクいですね。けっしてうまいとはいえないものの独自の世界観があってクセになるんですよ。古家さんによるインディーズの必聴盤10でStony Skunkが取り上げられてるのには驚きました。ひさしぶりに見る名前。最近どうしてるんでしょう。ホミンが取り上げられるのは当然ですが(笑)。
 ソ・テジにはじまるK-POPの歴史は初心者ならずともおさらいしておきたいところ。韓国音楽ファンは必読でしょう!

MUSIC MAGAZINE 2010年3月号
ミュージック・マガジン/700円(本体667円)/2010年2月20発売
http://musicmagazine.jp/
【特集】燃え広がるKポップ!
女子グループ全盛で日本でも人気爆発の予感 by 高橋修
劇団ひとり、カラへの愛を激白! by 高橋修
カラ――初来日した韓国のアイドル・グループ by 高橋修
ソ・テジから東方神起、少女時代までのKポップの歴史 by 古家正亨
ぞくぞく登場する男性グループも熱い! by 阿佐美澄子
Kポップの最新型が分かるCD 30選
多様化する韓国のインディー・シーン by 古家正亨
インディーズの必聴盤10 by 古家正亨



2010年2月19日

花開くコリア・アニメーション

 今年で3回目となる韓国インディーズ・アニメーション・フェスティバル。「Link into Animated Korea」から「花開くコリア・アニメーション」と名称が変わったようです。東京・大阪・名古屋で開催。監督を招いての交流会なんかもあるようです。

花開くコリア・アニメーション
http://www.geocities.jp/ako790107/ianifest/
【東京】 2010年4月10日(土)・11日(日)
会場:UPLINK FACTORY http://www.uplink.co.jp/factory/
【大阪】 2010年4月17日(土)~23日(金)
会場:PlanetPlus1 http://www.planetplusone.com/
【名古屋】 2010年4月24日(土)
会場:愛知芸術文化センター(予定)

2010年2月17日

TRASH-UP!! Vol.5

 パク・チャヌク監督最新作『渇き』の関連記事を楽しみにしてた「TRASH-UP!!」Vol.5ですが、その前にキム・チャンワン・バンドのリリース記事が1pも! ミニ・アルバム『THE HAPPIEST』に続いて新バンド名義では初のフル・アルバムとなる『BUS』を紹介してます。「これがドラマの主題歌!?」と最後に触れてる「クデウッソヨ」とは「あなた、笑って」のことですね。すでにKNTVで放送中です。
 で、『渇き』は、作品解説、監督インタビュー、原作と映画の関係に触れたコラム、そして韓国の映画誌「CINE 21」記者による「韓国における『渇き』の反応」の全5pです。
 エミール・ゾラの原作小説『テレーズ・ラカン』と映画『渇き』の関係については自分でも書こうと思ってました......。原作のある場面からイメージをふくらませたんだろう(それにしてもすごいイマジネーション!)と思ってたんですが、監督インタビューによると、企画そのもののほうが数年も先行して頭にあったとか。意外でした。そして、設定的には(もちろんヴァンパイアなんて出てこないし)「原案」のようなものでありながら、受け止める印象としてはものすごく原作に忠実なんですよね。イヤ~な雰囲気とか。あらためて、パク・チャヌク監督、すごいっす。
 それから、東京事務局に取材した「今年もゆうばりファンタがやってくる!!」が2pありました。TRASH-UP!!注目の作品として韓国の『ノルウェイノモリ』がピックアップされてます(ただしチラシ画像が間違ってます!)。
 あと、パク・チャノク監督の最新作『坡州(パジュ)』のレビューが1p載ってました。

TRASH-UP!! Vol.5
トラッシュ・アップ/1,575円(税込)/2010年2月12日発売
【掲載記事】
韓国サイケの御大キム・チャンワンの新バンドがファーストアルバム『BUS』をリリース!!
『渇き』作品解説/パク・チャヌク監督インタビュー/原作と映画の関係 by岡本敦史
韓国における『渇き』の反応 byキム・ヨンウン(CINE 21)
KOREAN MOVIE NEWS『坡州(パジュ)』 byキム・ヨンウン(CINE 21)
今年もゆうばりファンタがやってくる!!



2010年2月13日

燃え広がるKポップ!

 次号の「MUSIC MAGAZINE」誌、なんと韓国音楽特集だそうです! 表紙からしてKARAというのが驚き。なんでも編集長自身が韓国のガールズ・ポップにハマってるんだとか。ソテジ・ワ・アイドゥルから少女時代に至るまでのK-POPの歴史なども掲載されるようです。「多様化する韓国のインディ・シーン」「インディーズの必聴盤10」といった記事もあるらしいので、いわゆるK-POPに限らない特集なのではないでしょうか。楽しみです。必読!

MUSIC MAGAZINE 2010年03月号
【特集】燃え広がるKポップ!
ミュージック・マガジン/700円(本体667円)/2010年2月20発売予定
http://musicmagazine.jp/