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2019年2月1日

花さく青春ロマンス~マジック学校~

大学生のイ・ナラ(ジニョン)は幼なじみのウリ(パク・ギュョン)に告白するため、伝説のマジシャン、マスター・ハン(リュ・スンス)の開くマジック学校の門を叩いた。そこには、手術を控える小児患者を励ましたい研修医ジュン(ニックン)、なんでも理屈で解明しないと気が済まない天才物理学者のソン(カン・ユンジェ)、そして人気マジシャンのジェイ(ユン・バク)もやって来る。ジェイは脱出マジックに失敗して行方不明の兄ケイ(パク・ジュヒョン)が生きていると信じ、最後に言葉を交わしたマスター・ハンから手がかりをつかもうとしているのだった。それぞれの事情で集まった4人だが……。

 ほとんどの出演者がJYP所属ですが、そもそも制作がJYPピクチャーズなのでした。脚本・演出のキム・ドウォンはインディ系の映画監督だそうです。
 GOT7のジニョンが中心人物ではありますが、4人それぞれの物語で、青春群像劇。イ・ソン役のカン・ユンジェが、韓国版のヴィジュアルでは中央にいるように、主人公並みの比重を占めてました。ソンとイスル(シン・ウンス)のぎこちない恋模様が楽しい。

2019年1月31日

空腹な女 シーズン2

前作から2年以上なるというのに、キャストはほぼ続投。ヤン・ヒョンミンだけ、酒場のマスターからVJ(YouTuberみたいなものですね)と別の役になってました。
 ジェヨン(パク・ヒボン)は転職しますが、その会社も風変わりな連中ばかりで、なんだかシュールでさえあります。親友のウジョン(イ・ウジョン)はブラジルに行ってしまいましたが、ときどきチャットで登場。代わりに、ウジョンの友人だったダジョンが相方的なポジションとなりました。脱毛サロンに勤めている設定で、自宅でジェヨンに施術する場面は爆笑です。演じるのはパク・ミンジという舞台女優ですが、この後、役名からアン・ダジョンという芸名にしたそうです。
 シーズン2も気軽に楽しめる作品。エピローグで料理のレシピを紹介するのも同様で、今回はジェヨン以外が登場することも。シーズン3も期待したいところです。

空腹な女

旅行会社に勤めるジェヨン(パク・ヒボン)は30代の独身女性。会社で散々な目に遭って帰宅すると、別れた恋人(パク・ヒョックォン)の姿が浮かんでしまう。それも空腹のせい? ジェヨンは冷凍ごはんと残り物の野菜で炒飯をつくり、ビールを開ける。「おいしいごはんとあたたかい寝床があれば幸せよ」。

 とりたててドラマティックな出来事が起こるわけではなく、30代女性のリアルなシングルライフといった感じ。パク・ヒボンは好きなので楽しく観ました。1話が10分弱というウェブドラマで、毎回、エピローグ的に料理のレシピを紹介します。日本でもエスビー食品が販売する調味料ブランド「李錦記」がスポンサーのため、だいたい似たような料理ですけど。
 エピソード3「不幸の味」ではイ・ランの曲が流れてましたが、エピソードごとに演出家が違って、エピソード3はイ・ラン自身の演出だったんですね。

2018年12月18日

キンコンカンコン 恋の始まり

かつてラッパーとして活動していたスルギ(イ・ジュヨン)は、厳格な母のために夢をあきらめ、今は小学校で音楽を教えている。二日酔いで授業に出たり、あまりやる気はない。そんなある日、ド派手な服装の英語教師ユビン(ユラ)がやって来る。世間の目などまるで気にしないユビンとはそりが合わないが、2人は放課後クラブでヒップホップ班を担当することに……。

 こういう邦題、ほんと、やめてほしいですね。まったく「恋の始まり」なんて話じゃないんですから。イ先生(アン・ウヨン)が主人公に片想いをしているというのはありますが、そこが主題ではありません。
 元ラッパーの教師が嫌々ながら子どもたちにヒップホップを教えていくうちに情熱を取り戻していくという物語。「力道妖精キム・ボクジュ(恋のゴールドメダル)」で重量挙げ部員のひとりを演じていたイ・ジュヨンが主人公です。元ラッパーという役どころは意外な感じでしたが、わりとサマになってますね。Girl's Dayのユラがサバサバとした英語教師のユビン役で、すごくよかったです。振りまわされつつも、彼女のおかげでスルギは変わっていくんですね。2人に芽生える友情がちょっと感動的。生徒の子どもたちもそれぞれが個性的で、楽しめます。

2018年12月17日

ハッピー煉獄レストラン

なかなか芽の出ない料理人のシヒョン(キム・ジソク)は、人気番組「キッチンコロシアム」に挑戦するも散々に酷評され、さらには恋人の浮気現場を目撃して絶望する。自殺を決意し、首を吊ろうとしたその矢先、すべてが誤解と気づくが、死んでしまった……。気づくとそこは煉獄。あの世へのフェリーが出航する翌朝まで、死神のヘナ(ユン・ボラ)が兄のテミン(イ・ムセン)と営むレストラン「アイリッシュアッパーカット」に連れてこられたシヒョンは、料理コンテストで優勝すれば願いの叶うチケットがもらえると知って……。

 泣けるくだりもあったりして、なかなか楽しめるウェブドラマでした。頼りない主人公にキム・ジソクがぴったりで、元SISTARのボラはちょっとドジな死神役を愛らしく演じていて好感がもてます。
 OST「맥주는 식어가는데(ビールは冷えるけど)」を演奏してるのは중식이(ジュンシギ)というバンド。「スーパースターK」のシーズン7でTOP 5まで勝ち進んだそうです。ヴォーカルのチョン・ジュンシクが、テミン(イ・ムセン)をステージへと促す煉獄のミュージシャンとしてゾンビメイクで出演もしてます。

2018年12月16日

the Blue Sea

大学の海軍副士官学科に通うヘジ(チョン・イェイン)は、実習に遅刻した日、恋人からカカオトークで別れを告げられて意気消沈。その矢先、浜辺に打ち上げられた男(チョ・ギソン)を見つける。放っておけず家に連れて帰るが、男は記憶を失っていた。副士官学科の教授で海軍大尉のギス(ク・ジャソン)が男の腕にあるタトゥーに目を留め、チャギと名づけて面倒をみることに。その一方、海軍諜報部隊に所属するヘジの姉ウニ(ユンジン)は局長から極秘任務を命じられる。

 ひどすぎ……。低予算の特撮ヒーロー番組のような幼稚なストーリー展開で、キャストの演技も拙く、なかなか観るのがつらい作品。せめてアクションにキレがあったら楽しみようもあるのですが、撮り方や編集で補うどころか、演出そのものが下手すぎます。ウェブドラマとはいえ、あんまりじゃないでしょうか。LOVELYZの曲が挿入歌として流れるので、ファンであれば観る価値はあるかもしれません。

the Blue Sea

原題 더 블루씨(ザ・ブルー・シー)
2017年10月9日より配信/全5話(日本の放送では全1話)/NAVER TV
KBS WORLDにて2018年8月24日に日本初放送(1話完結)

脚本・演出 ファン・ギョンソン

チョン・イェイン(LOVELYZ)……チョ・ヘジ 大学生
チョ・ギソン……チョン・チャギ 記憶喪失の男=WM-009
ク・ジャソン……ソン・ギス 海軍大尉、副士官学科の兼任教授
ユンジン……チョ・ウニ ヘジの姉、UDU(海軍諜報部隊)要員

チョン・テリ……チョン・ガヨン ヘジの親友、航空サービス科の生徒
パン・ボヨン……キム・ヒョンギ ヘジの親友、自動車工学科の生徒
キム・ミニョク……アルバイト学生=北朝鮮工作員
オ・サンジュン……UDU局長、ウニの上司
アン・スンウォン?……航空サービス科の実習の乗客役

2018年8月17日

恋のパスワード

アン(チェ・スヨン)とジニョン(シム・ヒソプ)が喧嘩別れをして1週間後、ジニョンが突然、交通事故死。彼はスマートフォンでアンへのメッセージを綴っているところだった。遺されたスマートフォンを手にしたアンは、ジニョンの最後のメッセージを知ろうとロックを解除しようとする。パスワードを10回間違えると初期化されてしまうと聞いて慎重に試すが、思いつく数字はどれも当たらない……。その一方、職場にやって来た新人のジニョン(イ・ウォングン)は死んだ恋人と同姓同名。名前を呼ぶこともできず、アンは動揺するが……。

 全10話のウェブドラマを全2話に編集したテレビ放送版を視聴。
 やっぱりスヨンはいいですね。特に酔ったところがかわいらしい。「逆賊」のギルドンの兄のギリョン役で知った(泣かされた!)シム・ヒソプ、映画『移ろう季節の中で』で見たばかりのイ・ウォングンと、いい役者がそろってました。
 JTBCの企画ということで、アンの担当しているのが実在のバラエティ番組「ヒドゥン・シンガー」で、MCのチョン・ヒョンムが実際に本人として特別出演。台詞ではゲストが少女時代とのことでしたが、スヨンも、少女時代も出番はありませんでした(笑)。
 余韻をもたせ、結末を視聴者に委ねるのもいいのですが、モヤっとした感じは否定できませんね。最後、結局のところ10回めのパスワード入力は成功したの!?という疑問が残ることでしょう。オチがはっきりとわからず、そこで賛否も分かれそうです。
 ところで、第51回ヒューストン国際映画祭で金賞を受賞したという記事がありますが、TV Special - Dramatic部門でGOLD REMIという“REMI AWARD LEVEL”だそうです。しかし、そもそも何作品ノミネートされたうちのGOLDなのか不明。やたら部門数が多くて受賞リストに挙がってる数もすごいのですが、モンドセレクションみたいなものじゃないですよね……。ちなみに英題は"10 Chances You Left Me"のようです。

2018年8月16日

恋するダイアリー

大学病院に勤めるギョンフィ(チェ・ミノ)にはトラウマがあった。いじめを苦に自殺をしようとしたとき、転校生のナビ(イ・ユビ)のおかげで思いとどまったが、その数日後、ナビが自殺したのだ。自分の死を止めながら、なぜナビは命を絶ったのか……。ナビのことを忘れられないまま28歳になったギョンフィは、ある夜、ナビを見かけて追いかけるうちに路地裏のドアを開く。そして翌朝、目覚めると自分が18歳になっていた! ギョンフィはナビの自殺を喰い止めようと……。

 もともと全10話のウェブドラマですが、韓国でも全2話に編集してテレビで放送されたそうです。
 そもそもなぜタイムスリップしたのか……と思うのはファンタジー作品に野暮というものでしょうか。「シナリオは変えられなくても配役は変えられる」というのも御都合主義な気はしますが、そのおかげで予想外の展開。どうやらバッドエンドではなさそうです。反転するラストがなかなかおもしろいと思いました。
 ミノ(SHINee)が、高校時代はガリ勉のいじめられっ子で、黒縁眼鏡にパーマヘアの冴えない風貌、その後はすっきりスマートになるという役どころで、ファンは必見ですね。