13年後、昏睡状態だったソリ(シン・ヘソン)が意識を取り戻す。時の流れに戸惑いながらもかつて叔父夫婦と暮らしていた家を訪ねると、そこにはウジン(ヤン・セジョン)が甥のチャン(アン・ヒョソプ)と暮らしていた。ウジンとソリはおたがいに気づかぬまま再会したのだが……。
派手さはないものの、しみじみと、いいドラマでした。
心は17歳のままのソリ役にシン・ヘソンがぴったりです。心を閉ざしてきたウジン(ヤン・セジョン)もある意味で17歳のまま。初恋同士のピュアな2人が知らぬまま再会して繰り広げるラブストーリーですが、心の傷を癒し、トラウマを克服していく成長の物語でもあります。周辺人物も魅力的で、チャン(アン・ヒョソプ)も、ジェニファー(イェ・ジウォン)も、切なかったり痛ましい過去を抱えていたりしますが、みんな、いい人。それぞれの優しさに、何度、涙を流したことでしょう。さらに、すべて――ウジンとソリがたがいに気づくだけじゃなく、13年前の事故の真相などなど――が明らかになったとき、そうだったのか~!と感動が押し寄せてきます。
コミカルな場面もあり、ミステリアスな要素もあり、笑ったり泣いたり。2018年のベスト3には入れたい良作です。