2010年1月15日

ペ・ドゥナが最優秀主演女優賞

 2010年3月27日~4月11日に開催される第24回高崎映画祭。是枝裕和監督の『空気人形』が5冠に輝きました。最優秀作品賞のほか、ペ・ドゥナが小西真奈美(『のんちゃんのり弁』)と並んで最優秀主演女優賞を受賞。さらに、ARATAが最優秀主演男優賞、星野真里が最優秀助演女優賞、オダギリジョーが最優秀助演男優賞を受賞したそうです。是枝監督ってほとんどの作品が高崎映画祭で何らかの賞をとってますね。
 詳細は2月中旬に発表とのことです。昨年の受賞者は全員、授賞式に出席してますが、はたしてペ・ドゥナは!?

高崎映画祭
http://www.wind.ne.jp/tff/

 

2010年1月14日

第83回キネマ旬報ベスト・テン

 第83回キネマ旬報ベスト・テンが発表されました。日本映画部門の6位にペ・ドゥナ主演の『空気人形』。外国映画部門では、2位にポン・ジュノ監督の『母なる証明』、4位にナ・ホンジン監督の『チェイサー』がランクインしてます。詳細は2月5日発売の「キネマ旬報」2月下旬決算特別号に掲載されるそうです。
『空気人形』は通常版と豪華版のDVDが3月26日に発売予定。Blu-rayだったら即予約なんだけどなぁ。出ないのでしょうか。『チェイサー』はDVDが発売済みです。まだ一部劇場で上映されてる『母なる証明』はさすがに未定のようですね。

【日本映画】
1位 ディア・ドクター
2位 ヴィヨンの妻
3位 劔岳 点の記
4位 愛のむきだし
5位 沈まぬ太陽
6位 空気人形
7位 ウルトラミラクルラブストーリー
8位 サマーウォーズ
9位 誰も守ってくれない
10位 風が強く吹いている

【外国映画】
1位 グラン・トリノ
2位 母なる証明
3位 チェンジリング
4位 チェイサー
5位 レスラー
6位 愛を読むひと
7位 アンナと過ごした4日間
8位 戦場でワルツを
9位 スラムドッグ$ミリオネア
10位 イングロリアス・バスターズ

キネマ旬報ベスト・テン
http://www.kinejun.com/tokubetsu/bestten.html

  

2010年1月12日

イ・スンギ『蛾の夢』

 BOOK・OFF西新宿小滝橋通り店で9~11日に250円&500円のCDが半額というセールをやってました。で、500円コーナーに発見したのがイ・スンギのデビュー作『蛾の夢』。つまり250円で手に入れたわけです。
 イ・スンギはベテラン女性歌手のイ・ソニに見いだされ、高校在学中の2004年に本作でデビュー。「噂のチル姫」「華麗なる遺産」と俳優としても活躍してますが、最近だと何といってもバラエティ番組「1泊2日」でタレントとしてのイメージが強いですね。
 ちゃんと聴いたのは初めて。線の細いバラード歌手という印象だったのですが、意外にも荒削りな、若さを感じさせるヴォーカルです。さらに意外なことにプロデュースがPSYでした。世の年上女性を虜にした大ヒット曲「僕の女だから」もPSYの作詞・作曲だったとは。最初と最後の曲はシン・ヘチョルが手がけ、演奏もN.EX.Tによるものなんですね。さらにイ・ソニ「Jへ」やPANIC「誰も」のカバーと、かなりバラエティに富んだアルバム。なかなかおもしろく聴けます。

이승기(イ・スンギ) 1集『나방의 꿈(蛾の夢)』
2004年6月25日発売/HOOK ENT/EKLD-0422



01. 시작(はじまり)
02. 나방의 꿈(蛾の夢)
03. 아무도(誰も)
04. 내 여자라니까(僕の女だから)
05. 아버지(父)
06. 삭제(削除)
07. 여행가는 길(旅行に行く途中)
08. 내안의 그대(僕の中の君)
09. 음악시간(音楽時間)
10. J에게(Jへ)
11. Anding
12. 앵콜(アンコール)

2009年12月28日

ペ・ヨンジュンと学ぶ韓国語DS

 以前、母から頼まれてNintendo DS用のソフト「ペ・ヨンジュンと学ぶ韓国語DS」を買いました。実家に帰省したので試しにプレイ。
 ヨン様によるオープニング・ムービーが流れたり、名前を登録すると「素敵な名前ですね」と言ってくれたり、ファンにはたまらない作りでしょうね。誕生日を登録すると「その日はそばにいたい」とかいうのですが、たまたま母の誕生日に開いてみたら「いっしょに過ごせなくて残念です」とか何とか。なかなかニクい演出です。
 ペ・ヨンジュンのファン、「冬ソナ」で韓国語に興味をもった初心者にはぴったりでしょう。ハングルのあの棒や丸を書いてみる、内蔵マイクに向かって「アンニョンハセヨ」と言ってみるところからはじまります。逆にいうと、そのレベルからやっていかないとゲームに挑戦したりできないので、すでに基本を押さえてる人はイライラしてしてまうかも。ぼくはちょっと付き合ってられなかったので、母の登録データでプレイしてみた次第です。
 どれほど売れてるのかわかりませんが、初心者の学習意欲をかきたてることは間違いないでしょう。中級用、上級用と、いろんなレベルが出るといいですね。

 

2009年12月26日

DVD-SETが2作品

 DVD-BOXならぬDVD-SETという商品が続けて出ますね。ジェネオン・ユニバーサルだけが使ってる言葉なのかもしれませんが。
 2009年12月2日に発売済みなのが『蜜愛』。似たようなタイトルの韓国映画(ピョン・ヨンジュ監督&キム・ユンジン主演の『密愛』)があって紛らわしいことこのうえないですけど、こちらはAV出身のポン・マンデ監督(『欲望 Lovers』ほか)が手がけたオムニバス形式の"テレビ映画"。ケーブル・テレビで放送されました。「韓国初のテレビ用映画」という触れ込みですが、まぁ、そりゃそうでしょうね......。最近も"テレシネマ"なんてあるものの、意味がよくわかりません。ちなみに原題は『同床異夢』。官能映画の撮影現場を舞台にしてます。
 2010年3月3日に発売予定なのが『イヴの誘惑』。こちらは劇場公開もされてますが、もともとは同じくケーブル・テレビで放送された作品。『悲夢』のキム・テヒョンや「シークレット・ルーム」のソヨンが主演をつとめる4話オムニバスです。
 こうした作品が日本語字幕付きで観られるとは驚きですね。

『蜜愛』DVD-SET 原題『同床異夢』 2009年12月2日発売


『イヴの誘惑』DVD-SET 2010年3月3日発売予定


2009年12月24日

日本アカデミー賞にペ・ドゥナ!

 第33回日本アカデミー賞の優秀主演女優賞に『空気人形』のペ・ドゥナが! 授賞式は2010年3月5日に開催。当日は日本テレビ系で21:00~22:54に生中継番組があるそうです。
 で、5人のなかから最優秀賞が選ばれるのかと思ったら、どうやらそうじゃないんですね。5人が受賞っていうだけ......。なんじゃそりゃ。広○なんかと並んで受賞してもなぁ......。

追記
 あれ? やっぱり最優秀主演女優賞も選ばれるみたいですね。ただ、現在の5人はあくまでも優秀主演女優賞の受賞者であって、「ノミネートされた」わけではないということのようです。このなかから最優秀賞が選ばれるのだから同じようなものですが......。

日本アカデミー賞
http://www.japan-academy-prize.jp/

2009年12月22日

玄海灘は語らず

 キム・ギヨン監督によって映画化された『玄海灘は知っている』の続編にあたる小説です。第2部『玄海灘は語らず』、第3部『勝者と敗者』で"阿魯雲伝"は完結するのですが、それらを統合してこの邦訳『玄海灘は語らず』はできてます。『勝者と敗者』の3分の1弱が削られてるそうですが、著者自身が大幅に手を入れ、章を改めるなどしてるとのことなので、抄訳ではなく独立した作品といえるかもしれません。
 前作、軍から脱走して秀子とともに彦根を目指した阿魯雲。その後、同胞と出会って何とか生き抜いてきた阿魯雲でしたが、すれ違いから秀子と離ればなれになってしまい、ついに脱走兵として捕らえられてしまいます。そして、軍法会議にかけられるのを待つばかりの阿魯雲でしたが、ついに日本が敗戦の日を迎えます。しかし、そこでめでたしめでたしというわけではなく、阿魯雲は大きな決断を迫られるのでした......。
 単純なハッピーエンドではありませんが、希望に満ちた結末です。いや、もちろんその後の苦労も歴史的に考えると想像はできるわけですけど、少なくともラストの主人公たちはとても前向きです。2段組で440ページという大著。ずっしりと読みごたえのある作品でした。

玄海灘は語らず――続阿魯雲伝
韓雲史/村松豊功・訳/角川書店/1993年/3,398円