2018年の「KBSドラマスペシャル」、7作め。
半分以上が夢のなかで物語が展開し、幻想的な雰囲気。【ややネタバレ注意】ヒジュが自殺した理由とセヨンが息子を亡くした交通事故に関係があるのだとばかり思っていたので、ちょっと肩透かしを喰らったような気がしないでもありません。
セヨン役は『ひと夏のファンタジア』のキム・セビョクでした。主人公のジウク役を演じているイ・ハクジュは、カン・ドンウォン主演『プリースト 悪魔を葬る者』の元になった短編映画『12番目の補助司祭』で主演をつとめていた彼ですね。
Glen Campbellの「Southern Nights」やAnimalsの「When I Was Young」という1960~70年代の曲のほか、なぜか映画『ブルーに生まれついて』のOST、Ethan Hawkeが歌う「I've Never Been In Love Before」も。ジウクがヒジュと最後まで観た唯一の映画と語るのは『デッドマン』(それこそ寝そうな……)なんですが。権利上の関係で差し替えられているのかもしれませんね。
KBSドラマスペシャル「逃避者たち」
原題 도피자들(逃避者たち)2018年10月26日放送/1話完結/KBS
KBS WORLDにて2019年2月24日に日本初放送
脚本 パク・ソヨン
演出 ユ・ヨンウン(「推理の女王2」「あまりにも真昼の恋愛」)
イ・ハクジュ……キム・ジウク 刑事
キム・セビョク……セヨン
チェ・ユファ……ヒジュ ジウクの恋人
キム・ドンハ……キム・ミヌ セヨンの息子
キム・ジュホン……夢の管理人
イム・ソンジェ……テミン 刑事、ジウクの相棒
キム・ウォネ……チーム長、ジウクの上司
チェ・ユソン……幼稚園の園長、交通事故の加害者
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