悪魔祓いの儀式に向かうところから一度は逃げだしたアガトが再び悪魔祓いに臨むところまで、ほぼ構成は同じ。キャストが地味だったり、お金がかかってなさそうだったり(血を吐くシーンなどはやっぱり迫力に欠けたり)はするものの、それだけ、すでに完成されていたということでしょう。第12回アシアナ国際短編映画祭で「短編の顔」賞、第13回ミジャンセン短編映画祭で絶対悪夢部門の最優秀作品賞、第15回大邱短編映画祭では大賞と撮影賞(キム・テス)を受賞しています。
アガトのトラウマは違っています。長編では幼い頃に亡くした妹と自分自身が出てくることで深みがあって、その後のキム神父の台詞もすごくいいものになってましたが、短編では、ある軍隊での出来事。兵役そのものが韓国ならではですが、さらに内容的にかなり強烈なものでした。どちらも捨てがたいところです。
12番目の補助司祭
原題 12번째 보조사제2014年/韓国/25分
監督・脚本 チャン・ジェヒョン
イ・ハクジュ……アガト
パク・チイル……キム神父
イム・ソンミ……ヨンシン
12th Assistant Deacon (12번째 보조사제) from Central Park Films on Vimeo.
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