先月号はゼロ年代のベストテンでしたが、今号は2009年のベストテン。総勢90名による映画ランキングです。3位に『母なる証明』、7位に『チェイサー』が入ってました。そのほか、14位に『グッド・バッド・ウィアード』、19位に『玄海灘は知っている』(対象が「2009年に観た映画」なので東京国際映画祭で上映された本作も対象になるのです。それにしても大健闘!)、26位に日本映画ですがペ・ドゥナ主演の『空気人形』が入ってます。「2009年HIHOベスト・ガイ」にはキム・ユンソク(でしょうね。キム・ユンスクとなってますが......)とハ・ジョンウの名前が挙がってました。『チェイサー』のインパクトがいかに大きかったかということでしょう。「2009年HIHOベスト・ガール」はダントツでペ・ドゥナ! そのほかキム・ヘジャ(『母なる証明』)やソ・ヨンヒ(『チェイサー』)、チョン・ジヒョン(『ラスト・ブラッド』)、キム・オクピン(『渇き』)。「2009年HIHOベスト・シーン」では『空気人形』『母なる証明』などが取り上げられてます。
2010年公開映画ラインナップでは『息もできない』と『渇き』を配給会社の宣伝マンが紹介。劇場未公開映画&TVムービーのジャンル別ベストテンという記事もありますが、アジアン・アクションで2位が『ガチデン 堤防伝説』、3位が『俺たちの街』、4位が『喧嘩―ヴィーナスVS僕―』とのこと。その下の5位は「快刀ホン・ギルドン」なんですが、TVムービーって何でしょう? ドラマ? ちょっと違和感をおぼえます。おもしろかったですけど。6位は『GP506』、7位は『最高のパートナー』でした。
そして、江戸木純によるパク・チャヌク監督へのインタビューが2p。これは必読でしょう。
あと、新作DVDの紹介コーナーで『グッド・バッド・ウィアード』とダニエル・ヘニー出演の『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』が1/2pずつ、DVDスルーとなったホラー映画『R-POINT』が1/4pで掲載されてます。
ところで、2009年の映画関係物故者リストを載せた「映画訃報」にはヨ・ウンゲ(5月22日)もユ・ヒョンモク監督(6月28日)も載ってませんでした。ユ・ヒョンモク監督を落としてしまうなんて!
映画秘宝 2010年3月号
洋泉社/1,050円(本体1,000円)/2009年1月21日発売
【掲載記事】
映画秘宝が選ぶ2009年映画ベスト30!
パク・チャヌク(『渇き』監督)インタビュー
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