2016年2月21日

鴎/海燕

 結婚を控えるジョンエ(ナム・ミリム)は、金を稼ぐことに夢中なチョルス(パク・ハク)に失望し、「住む世界が違う」とひとりソウルを離れた。1年後、ジョンエは感化院で少年たちの更生に情熱を注いでいる。そんなある日、冬休みを利用して妹のジョンスク(チョ・ミリョン)がやって来る。ジョンスクに自分を捨てた姉の面影を見るスギル(チェ・ビョンホ)は、同じように継母に育てられたジョンスクと親しくなり、次第に更生していくが……。

 日韓国交正常化50周年を記念して2015年11月21日から開催された「韓国映画1934-1959 創造と開花」。この作品は「解放後初の文芸映画」「チョ・ミリョンのデビュー作」と謳われた“無声映画時代の名匠”イ・ギュファン監督作。2014年に神戸映画資料館で35mmのポジフィルムが見つかり、韓国映画界の大きなニュースになりました。神戸映画資料館には韓国映像資料院から感謝の盾が贈られたそうです。復元版プリントによる日本初上映とのこと。ちなみに、今回の上映時は『鴎』という邦題ですが、タイトルバックに出るのは漢字の『海燕』で、(一名 갈매기)と添えられてます。「一名」というのは「別名」ということですね。クレジットは「シナリオ」という単語以外すべて配役も漢字表記でした。

鴎/海燕

原題 해연/갈매기(かもめ)
1948年/韓国/74分/35mm/白黒/1948年11月21日公開(韓国)
東京国立近代美術館フィルムセンター「韓国映画1934-1959 創造と開花」にて上映
http://www.momat.go.jp/fc/exhibition/korean-cinema-2015-12/

監督 李圭煥(イ・ギュファン)
脚本 李雲龍(イ・ウンヨン)
撮影 梁世雄(ヤン・セウン)
美術 金晩炯(キム・マニョン)
製作 芸術映画社

金東圭(キム・ドンギュ)……朴先生(パク先生)
朴學(パク・ハク)……呉哲洙(オ・チョルス)
南美林(ナム・ミリム)……尹貞愛(ユン・ジョンエ)
趙美鈴(チョ・ミリョン)……尹貞淑(ユン・ジョンスク)
崔秉顕(チェ・ビョンホ)……壽吉(スギル)
李戴玄(イ・デヒョン)……具書房(クさん)
鄭鎮挙(チョン・)……スギルの父
兪慶愛(ユ・ギョンエ)……スギルの母
兪慶雲(ユ・ギョンウン)……張雲(ジャンウン)

【関連記事】
韓国映画発掘、神戸映画資料館に感謝状 現地の団体(神戸新聞NEXT)
http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/201511/0008573569.shtml

YouTubeの韓国映像資料院チャンネルに抜粋動画があります。

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