2010年1月29日

2010年2月発売のDVD

 来月も日本劇場未公開作が続々と発売されます。チン・グ&パク・ボヨン『超感覚カップル』は衛星劇場で放送がありますが......。『夕べのスキャンダル』はイェ・ジウォン主演なので『あなたが寝ている間に』のこと? 意味なく原題から離れた邦題をつけるのは勘弁してほしいですね。ポン・テギュ&チョン・リョウォン主演の『二つの顔の彼女』は『二つの顔の猟奇的な彼女』なんつータイトルでリリース。こういうのもやめてもらいたいものです。『シンデレラ』は『蜜愛』DVD-SETに続いてまたもやポン・マンデ監督の作品。抱き合わせで買ったのでしょうか。
 やっぱり目玉は『グッド・バッド・ウィアード』でしょう。2枚組DVDの特別版を除いては編集の異なる韓国版も収録。そもそも本編も日本劇場公開版とは違う"インターナショナル版"のようですが。

2月3日
『超感覚カップル』


2月5日
『少年は泣かない』
『その男の本198ページ』
 

2月10日
『グッド・バッド・ウィアード』特別版/コレクターズ・ボックス/コレクターズ・ボックスBlu-ray
  

2月26日
『シンデレラ』
『夕べのスキャンダル』
『二つの顔の猟奇的な彼女』
  

2010年1月27日

ソバンチャBEST『オジェパメン』

 ソバンチャの日本盤というと、こんなのを持ってました。これもBOOK・OFFあたりで見つけたんだったかな。「録音」となってますが、発売が1996年なんでしょうか(1999年発売という情報もあり、詳細は不明)。オビのキャッチによると「いま話題の韓国ポップス・リバイバル曲。そのオリジナル〈オジェッバム・イヤギ〉を含む、(10年前の)大韓アイドル"ソバンチャ"のベスト盤、完全復刻で登場!」ということですから、少なくとも「ダウンタウンのごっつええ感じ」効果でそれ以降の発売ですね。
 リリースは韓国メーカーからで、オビとジャケットと歌詞カードでタイトル表記が違ってたり、誤字だらけ。ジャケット裏には「歌・踊し」なんて書いてあります......。そもそもCDじゃ踊ってても関係ないし......。曲名はすべてカタカナなのでさっぱりピンときません。歌詞カードは復刻だからオリジナルそのままなのでしょうか、タイトルも歌詞も韓国語でした。
 オリジナルは1989年9月に発売されたようです。なんとも時代を感じさせるジャケットはほぼそのままですが、アーティスト名のロゴ(元は赤と黄のグラデーション)がおとなしめになりました。経費削減のため2色刷りにしたってことですかね。当然ながら型番と「ソウル音盤」のロゴも外されてます。「通話中」「一級秘密」「彼女に伝えて」のタイトルが載ってますけど、最大のヒット曲だと思ってた「オジャパメン」こと「昨晩の話」は載ってませんね。

ソバンチャBESTソバンチャBEST『オジェパメン』
1996年発売?/MIJIEUM/MUCD-013

01. トンファチュン (通話中)
02. ハヤンパラム (白い風)
03. イルグッビミル (一級秘密)
04. クロッケ・スィップケ・イジュルコラミョン (そう簡単に忘れるなら)
05. ジョプグン (接近)
06. オジェパム・イヤギ (昨晩の話)
07. チョグムマン・ト (もう少し)
08. クニョエゲ・チョンヘジュオ (彼女に伝えて)
09. カスマプン・サラン (胸の痛い愛)
10. カランビ (小雨)
11. ナラガヌン・チョルセ (飛んでいく渡り鳥)
12. ノランナビ (黄色い蝶)
13. ミヘン (尾行)
14. サラン・ヨンスプ (恋のレッスン)
15. ヤルミウン・クデ (憎らしい君)
16. パラムガットウン・インセン (風のような人生)
17. クリウン・サゲジョル (懐かしい四季)
18. Windy Night
※日本語タイトルは拙訳です

2010年1月26日

日本盤『Sobang Cha』

 BOOK・OFF渋谷センター街店にて捕獲。250円。こんな日本盤が出てたんですね。「ダウンタウンのごっつええ感じ」でダウンタウンらが「オジャパメン」としてカバーした影響でしょうか。この夏には「HEY! HEY! HEY! 夏のチャンプカーニバル」で共演もしてましたし。内容的にはオールタイム・ベストといった感じですね。80年代らしく(90年代の曲も含まれますが)懐かしい気分に浸れることでしょう。
 アーティスト表記はSobang Cha。ソバンチャとも消防車とも書いてません。ジャケット裏の曲名もすべて英語。歌詞カードにはカタカナ表記の原題と日本語訳でタイトルが載ってて、「オジャパメン(オジェパメ・イヤギ~ゆうべの話~)」だけは歌詞もカタカナで載ってました。歌ってみよう!ということでしょうか。振り付けの図解(人形の写真で)なんてのも載ってます。
 ライナーノーツの執筆は平田さつき(70年代後半から東アジア歌謡にハマってたそうで、韓国・北朝鮮の歌謡シーンを紹介するミニコミ「高麗歌楽楼」を発行してた方。日本でも情報が入手しやすくなったため、2000年5月に高麗歌楽倶楽部を解体したらしいです)。「彼らは歌を"聴かせる"ものではなく"見せる"ものにした」といった解説が勉強になります。人名表記は「シン・スン・フン」とかナカグロを入れすぎですけど。
 そして驚くべきことに「消防車ファン・クラブ」の入会案内が! 入ってた人はいるのでしょうか!?

Sobang Chaソバンチャ 日本盤『Sobang Cha』
1996年10月25日発売/POLYSTAR/PSCR-5542

01. TALES IN THE LAST NIGHT (昨晩の話)
02. SEND MY LOVE TO HER (彼女に伝えて)
03. MIGRATORY BIRDS (渡り鳥)
04. MIMIC LOVE (恋のレッスン)
05. BYE-BYE
06. CURTAIN OF TEARS (涙あふれて)
07. G-CAFE'
08. DISSAPPEARANCE OF 1004[ANGEL] (天使の失踪)
09. AGE OF UGLY GUYS (醜男時代)
10. IT'S SO HARD TO SAY GOOD-BYE (さよならなんて言えない)

2010年1月25日

映画秘宝 2010年3月号

 先月号はゼロ年代のベストテンでしたが、今号は2009年のベストテン。総勢90名による映画ランキングです。3位に『母なる証明』、7位に『チェイサー』が入ってました。そのほか、14位に『グッド・バッド・ウィアード』、19位に『玄海灘は知っている』(対象が「2009年に観た映画」なので東京国際映画祭で上映された本作も対象になるのです。それにしても大健闘!)、26位に日本映画ですがペ・ドゥナ主演の『空気人形』が入ってます。「2009年HIHOベスト・ガイ」にはキム・ユンソク(でしょうね。キム・ユンスクとなってますが......)とハ・ジョンウの名前が挙がってました。『チェイサー』のインパクトがいかに大きかったかということでしょう。「2009年HIHOベスト・ガール」はダントツでペ・ドゥナ! そのほかキム・ヘジャ(『母なる証明』)やソ・ヨンヒ(『チェイサー』)、チョン・ジヒョン(『ラスト・ブラッド』)、キム・オクピン(『渇き』)。「2009年HIHOベスト・シーン」では『空気人形』『母なる証明』などが取り上げられてます。
 2010年公開映画ラインナップでは『息もできない』と『渇き』を配給会社の宣伝マンが紹介。劇場未公開映画&TVムービーのジャンル別ベストテンという記事もありますが、アジアン・アクションで2位が『ガチデン 堤防伝説』、3位が『俺たちの街』、4位が『喧嘩―ヴィーナスVS僕―』とのこと。その下の5位は「快刀ホン・ギルドン」なんですが、TVムービーって何でしょう? ドラマ? ちょっと違和感をおぼえます。おもしろかったですけど。6位は『GP506』、7位は『最高のパートナー』でした。
 そして、江戸木純によるパク・チャヌク監督へのインタビューが2p。これは必読でしょう。
 あと、新作DVDの紹介コーナーで『グッド・バッド・ウィアード』とダニエル・ヘニー出演の『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』が1/2pずつ、DVDスルーとなったホラー映画『R-POINT』が1/4pで掲載されてます。
 ところで、2009年の映画関係物故者リストを載せた「映画訃報」にはヨ・ウンゲ(5月22日)もユ・ヒョンモク監督(6月28日)も載ってませんでした。ユ・ヒョンモク監督を落としてしまうなんて!

映画秘宝 2010年3月号
洋泉社/1,050円(本体1,000円)/2009年1月21日発売
【掲載記事】
映画秘宝が選ぶ2009年映画ベスト30!
パク・チャヌク(『渇き』監督)インタビュー



2010年1月24日

Brown Eyed Girls「近づいて」

 Brown Eyed Girls「다가와서(近づいて)」(2006年のデビューアルバム『Your Story』 に収録)のミュージック・ビデオに「チャンファ、ホンリョン」のキム・セアが出演してました。
 亡くした愛する人のクローンを作ってるといったストーリーでしょうか。無表情な男性を前にして泣き崩れたり、切なく、哀しげな表情を見せてます。とんでもない悪女のチャンファ役とはかけ離れた役どころですね。

Brown Eyed Girls「다가와서(近づいて)」




2010年1月23日

キム・セア

 ますますおもしろくなってきた「チャンファ、ホンリョン」。追いつめられつつありますが、嘘に嘘を重ねて切り抜けようとするチャンファ、すんっごい悪女です。自分が起こした交通事故を親友のホンリョン(ユン・ヘヨン)のせいにしたことにはじまって、ホンリョンが出会うはずだったテユン(チャン・ヒョンソン)と結婚、若い男を愛人にしていて、認知症の姑を捨て......。きれいなだけに恐ろしいことこのうえないですね。
 このチャンファ役を演じてるのが、キム・セア。1996年にMBC新人タレント選抜大会で大賞を受賞し、同年にMBCタレント25期生として「愛しているなら」でデビューしました。1973年生まれなのに1976年生まれと年齢を詐称してたことが(2007年の酒気帯び運転で)発覚しましたが、なぜか所属事務所の公式プロフィールは1974年となってます。世宗大学体育教育科卒で、13歳の頃から新体操をやってたとか。抜群のプロポーションです。
 作品で観るのはこれが初めてですが、ユン・ヘヨン同様「空くらい地くらい」に出演してたんですね。ミュージカル『ロッキーホラーショー』や演劇『グッド・ボディ』で主演をつとめたこともあるようで、Brown Eyed Girls「다가와서(近づいて)」のミュージック・ビデオでは切ない表情を見せてます。
 2009年9月25日、チェロ奏者のキム・ギュシクと結婚。2010年1月15日に出産予定とのことでしたが、現在のところ出産のニュースは見当たりません。

追記
 2010年1月8日に女児を出産してたことが26日に報道されました。

キム・セアキム・セア 김세아
生年月日:1973年5月18日
身長:171cm

「愛しているなら」(96) キム・ソンヒ役
「ずっと会いたい」(98) ジュリ役
「ニューノンストップ」(00)
「俺たち三人組」(00)
「ハニー・ハニー」(01)
「スンジャ」(01)
「明成皇后」(01) チョン氏役
「Loving You」(02) アン・ミミ役
「かわいい彼女」(03) キム・ユジン役
「ガラスの華」(05) チェ・ユンソ役
「ソウル1945」(06) チョ・ヨンウン役
ドラマシティ「ゴールデンタイム4分」(07) ソ・イェジン役
「空くらい地くらい」(07) チャン・ヨンチェ役
「チャンファ、ホンリョン」(09) ユン・チャンファ役

『僕は彼女をはなさない』(03) スクチャ役 サンチョル(イ・ソンギュン)の妹

【関連記事】
京郷games「キム・セア『韓国のシャロン・ストーンになるのが夢』」
http://www.khgames.co.kr/week_01/main_content.htm?mCode=8279331101284148&sCode=523171101284489&idx=297&code=w_entertainment&page=6

 

2010年1月22日

ユン・ヘヨン

 KBS-Worldで視聴中の「チャンファ、ホンリョン」から目が離せません! いよいよ性悪女のチャンファが追いつめられてきて、ホンリョンが優勢に立ちはじめました。しかし、今朝の時点で第93話ですが、残りまだ50話以上。いったいどうなることやら......。
 このホンリョン役を演じてるのがユン・ヘヨンです。10年前に交通事故で人を死なせたと思い込んできたのが、実は親友のチャンファが真犯人。それを知らず、あらゆる苦労をしてきたヒロインです。そうとう不幸な目に遭ってきたにもかかわらず、快活な、誰からも愛される好人物。それを嫌味なく演じてます。
 この作品で初めて見たのですが、「空くらい地くらい」で中心的人物のひとりを演じてるんですね。デビューは1993年。SBSタレントの3期生です。キャリアのわりに作品が少ないのは1998年1月に結婚し、2003年に女児を出産したからでしょうか。2005年1月に離婚してるので、ホンリョン同様、シングルマザーということになりますね。2008年にMBC演技大賞のコメディ・シットコム部門で最優秀賞を受賞し、バラエティ番組に出演したこともあるようです。サバサバした雰囲気の飾らない美人女優といった印象です。

ユン・ヘヨンユン・ヘヨン 윤해영
生年月日:1972年11月19日
身長:170cm 血液型:O型

「恋のレッスン」(95) ソン・スンヒ役
「ずっと会いたい」(98) クムジュ役
「クィーン」(99) ホン・ジャンミ役
「真実」(00) ※第13話のみ特別出演
「愛があるから」(01) パク・フンスク役
「青い霧」(01)
「人生は美しい」(01) ユ・スジョン役
「百万本のバラ」(03) ソ・ユジン役
「ダイヤモンドの涙」(05) ソン・イナ役
ドラマシティ「君の魔女」(06) チェ・ジアン役
「愛と野望」(06) チェウン役
「愛は誰にも止められない」(06) キム・テヒ役
「空くらい地くらい」(07) パク・ミョンジュ役
「愛しの金枝玉葉」(08) パク・チェンマ役
「コキリ」(08) ヘヨン役
「チャンファ、ホンリョン」(09) ホンリョン役

『遺憾な都市』(08) チュ・ミンジュ役 ※特別出演

ユン・ヘヨン ファンカフェ
http://cafe.daum.net/yoonhaeyoung

 

2010年1月21日

ペ・ドゥナが主演女優賞

第19回「東京スポーツ映画大賞」各賞発表!
http://www.tokyo-sports.co.jp/news.php?news_id=6675

 第19回東京スポーツ映画大賞で『空気人形』から唯一ノミネートされてたペ・ドゥナが主演女優賞に輝きました! 早くも2冠ですね。外国作品賞には『母なる証明』がノミネートされてましたが、こちらは受賞ならず。受賞は『THIS IS IT』でした。授賞式は2月28日に開催されるそうです。

2010年1月16日

映画秘宝 2010年2月号

 今号の特集は「ゼロ年代ベストテン」。その1位に、なんと『殺人の追憶』が輝いてます。50名以上の"ゼロ年代の旗手"によるポイント制で、72.5ポイント(2位は『宇宙戦争』の69.5ポイント)を獲得。ちなみに見出しは「衝撃!!暴力映画大国・韓国が秘宝ベストテンを乗っ取った!」でした。そのほか「ゼロ年代Best Actor!」にヒース・レジャーと並んでソン・ガンホ、「ゼロ年代Best Actress!」にペ・ドゥナ、「ゼロ年代Best Director!」にポン・ジュノ監督。韓国勢が圧倒的な力を見せつけましたね。11位に『グエムル』、13位には『オールド・ボーイ』が入ってます。
 ちなみに、中川翔子が選ぶベストテンでは『オールド・ボーイ』がランクイン(4位以下は順不同)。以前は韓国映画を毛嫌いしてたそうですが、「香港映画でもありえないようなエグさ、残酷さ、痛みに驚いた」とのこと。さらに『GANTZ』(奥浩哉の漫画。日本で実写化予定)も「原作の残酷さを活かすなら韓国のほうがいいのに」と語ってます。

映画秘宝 2010年2月号
洋泉社/1,050円(本体1,000円)/2009年12月21日発売

  

2010年1月15日

ペ・ドゥナが最優秀主演女優賞

 2010年3月27日~4月11日に開催される第24回高崎映画祭。是枝裕和監督の『空気人形』が5冠に輝きました。最優秀作品賞のほか、ペ・ドゥナが小西真奈美(『のんちゃんのり弁』)と並んで最優秀主演女優賞を受賞。さらに、ARATAが最優秀主演男優賞、星野真里が最優秀助演女優賞、オダギリジョーが最優秀助演男優賞を受賞したそうです。是枝監督ってほとんどの作品が高崎映画祭で何らかの賞をとってますね。
 詳細は2月中旬に発表とのことです。昨年の受賞者は全員、授賞式に出席してますが、はたしてペ・ドゥナは!?

高崎映画祭
http://www.wind.ne.jp/tff/

 

2010年1月14日

第83回キネマ旬報ベスト・テン

 第83回キネマ旬報ベスト・テンが発表されました。日本映画部門の6位にペ・ドゥナ主演の『空気人形』。外国映画部門では、2位にポン・ジュノ監督の『母なる証明』、4位にナ・ホンジン監督の『チェイサー』がランクインしてます。詳細は2月5日発売の「キネマ旬報」2月下旬決算特別号に掲載されるそうです。
『空気人形』は通常版と豪華版のDVDが3月26日に発売予定。Blu-rayだったら即予約なんだけどなぁ。出ないのでしょうか。『チェイサー』はDVDが発売済みです。まだ一部劇場で上映されてる『母なる証明』はさすがに未定のようですね。

【日本映画】
1位 ディア・ドクター
2位 ヴィヨンの妻
3位 劔岳 点の記
4位 愛のむきだし
5位 沈まぬ太陽
6位 空気人形
7位 ウルトラミラクルラブストーリー
8位 サマーウォーズ
9位 誰も守ってくれない
10位 風が強く吹いている

【外国映画】
1位 グラン・トリノ
2位 母なる証明
3位 チェンジリング
4位 チェイサー
5位 レスラー
6位 愛を読むひと
7位 アンナと過ごした4日間
8位 戦場でワルツを
9位 スラムドッグ$ミリオネア
10位 イングロリアス・バスターズ

キネマ旬報ベスト・テン
http://www.kinejun.com/tokubetsu/bestten.html

  

2010年1月12日

イ・スンギ『蛾の夢』

 BOOK・OFF西新宿小滝橋通り店で9~11日に250円&500円のCDが半額というセールをやってました。で、500円コーナーに発見したのがイ・スンギのデビュー作『蛾の夢』。つまり250円で手に入れたわけです。
 イ・スンギはベテラン女性歌手のイ・ソニに見いだされ、高校在学中の2004年に本作でデビュー。「噂のチル姫」「華麗なる遺産」と俳優としても活躍してますが、最近だと何といってもバラエティ番組「1泊2日」でタレントとしてのイメージが強いですね。
 ちゃんと聴いたのは初めて。線の細いバラード歌手という印象だったのですが、意外にも荒削りな、若さを感じさせるヴォーカルです。さらに意外なことにプロデュースがPSYでした。世の年上女性を虜にした大ヒット曲「僕の女だから」もPSYの作詞・作曲だったとは。最初と最後の曲はシン・ヘチョルが手がけ、演奏もN.EX.Tによるものなんですね。さらにイ・ソニ「Jへ」やPANIC「誰も」のカバーと、かなりバラエティに富んだアルバム。なかなかおもしろく聴けます。

이승기(イ・スンギ) 1集『나방의 꿈(蛾の夢)』
2004年6月25日発売/HOOK ENT/EKLD-0422



01. 시작(はじまり)
02. 나방의 꿈(蛾の夢)
03. 아무도(誰も)
04. 내 여자라니까(僕の女だから)
05. 아버지(父)
06. 삭제(削除)
07. 여행가는 길(旅行に行く途中)
08. 내안의 그대(僕の中の君)
09. 음악시간(音楽時間)
10. J에게(Jへ)
11. Anding
12. 앵콜(アンコール)