2015年4月11日

中村とうよう『地球が回る音』

 中村とうよう(元「ミュージック・マガジン」「レコード・コレクターズ」編集長)の1960年代から30年間の音楽エッセイ集。584ページという大著で、ワールドミュージックを中心に語られていますが、韓国音楽が出てくるわけではありません。が、やや関連する記述として、第10章「美空ひばりと都はるみ」に1990年4月の「ミュージック・マガジン」の記事に加筆した「歌手復帰を宣言した都はるみ」があります。
 ティナ・ターナーの公演を観にいった話をするなかで、「サムルノリが、腕に神様が降りるとか言ってるらしいけど、ティナ・ターナーもそれと同じで、ほとんど神わざみたいな感じを受けました」と、やや唐突に出てきます。
 また、その直後には、歌手活動をやめていた5年間にどんなレコードを聴いていたかという質問に「いちばん興味をもったのは浪曲」と答えるのですが、何通りもある声の出し方を駆使してひとつのものを語る浪曲が「韓国のパンソリとも似てるような気がします」と加えています。
 その後、「歌いたい場所」の話になります。
――ぼくは、ひょっとしたら38度線の上とか、あっち方面じゃないかと勝手に想像したんですけど…。韓国のことって、活字になる形でしゃべるのはまずいですか。 
 まだ自分でよくわかってないところがありますので、いまのところは不用意な発言をするわけにいかないと思うんです。もうちょっと勉強してからお話しさせてください。
 いささか唐突に感じました。調べてみると、父親が在日コリアンらしいですが、当時、そのような発言があったりしたのでしょうか。1984年の引退後、1987年にキム・ヨンジャのプロデュースを担当しているので、少なからず韓国との関係はあるようですが。

中村とうよう『地球が回る音』
筑摩書房/1991年/4,660円(本体価格)

ミン・ソンウク(「パンチ」)


ミン・ソンウク 민성욱 ……警察官 ※1話

 バス事故の聞き込みで病院にやって来た警察官。バス運転手の奥さんに対して横柄な態度でしたが、ハギョン(キム・アジュン)に検事の名刺を差しだされてたじろぎます。最近わりと役が大きくなってきていたところ、この場面のみの登場。特別出演でしょうか。

クォン・ホンソク(「パンチ」)


クォン・ホンソク 권홍석 ……チェ医師 ※1話

 バスの急発進事故で怪我をしたイェリン(キム・ジヨン)を診察する医師。ハギョン(キム・アジュン)に運転手の容態についても話します。

ソ・ヒジョン(「パンチ」)


ソ・ヒジョン 소희정 ……バス運転手の妻

 急発進事故の責任を負わされ、さらに莫大な手術費がかかると言われ、苦悩するバス運転手(キム・スヒョン)の奥さん。娘にもやさしくしてくれるハギョン(キム・アジュン)を頼りにしますが、捜査が打ち切られたことをニュースで知って冷めた視線を向けます……。

チョン・ソッキュ 정석규

 

「パンチ~余命6ヶ月の奇跡」バスの運転手 ※1~4話

 物語の冒頭、急発進の事故を起こしたバスの運転手。運転手の過失とされてしまいますが、実はセジン自動車の不良部品を使っていたことが事故の原因です。むしろ被害を最小限に食い止められたのは彼のおかげ。ハギョン(キム・アジュン)が真相を明らかにしようと尽力します。
 同姓同名がたくさんいて検索しにくいんですが、ドラマでよく見る顔ですね。1話以降も重傷を負って病床に横たわった状態ですが、しばらく出演します。

 当初「キム・スヒョン」としていたのですが、なぜそう確信したのか今となっては不明。改名したわけでもなさそうで……。他作品のエンドロールで勘違いをしたのかもしれません。チョン・ソッキュというのが正解のようです。(2016/03/19修正)

チョン・チャヌン(「ゴールデンタイム」)


チョン・チャヌン 정찬훈 ……ジェインの亡き父

 遺影でのみの出演ですが、ジェイン(ファン・ジョンウム)の亡き父。そういえば、チャン・ヨン(ジェインの祖父、カン・デジェ理事長役)の息子にあたるわけですが、「棚ぼたのあなた」ではそのチャン・ヨン(パン・ジャンス役)の若い頃として回想シーンに登場するのでした。おもしろい縁ですね。

ユク・ミラ 육미라

「あなただけが私の愛」ジュランらの料理教室仲間

 ジュラン(ムン・ヒギョン)とスヨン(イ・ヒョチュン)の料理教室仲間。3人いますが、いちばん洗練された雰囲気というか、きれい。

「家族なのにどうして?」ポヒョン物産の社長夫人 ※17話

テジュ(キム・サンギョン)と見合いをさせるソジョン(チョン・ボルム)の母。