「あれ、こんな映画、知らないな」とU-NEXTで見つけ、カン・ハヌルなら、と見たのだが……。日本では完全にカン・ハヌルで打ち出しているけれど、彼は特別出演で、オムニバスの導入の役割。クラスで浮いている女子高生ハンナ(キム・ソヒ)が怪しげなアディダス男(キム・ソンギュン)に連れまわされたり、冴えない大学教授(キム・ハクソン)が謎めいた女子大生(ソン・イェウン)に構内を案内したり、ストレスたまりまくりの主婦スミン(チャン・ヨンナム)が学生時代の後輩らしいミソン(イ・ジュヨン)と再会したり、という3つのエピソードからなる。が、筋らしいものはあまりなく、不気味でシュールな展開ばかり。映画監督のグィドン(カン・ハヌル)が書けずにいる『黙示録プロジェクト』(仮題)のシナリオで、彼の妄想というわけか。「地球の終末を夢見る人々が主人公」。それにしても謎だ。“ヤクルトおばさん”役がイ・ヘヨンとか、何気に豪華なキャストだったりするのだけれど。
僕と春の日の約束(나와 봄날의 약속)
2018年/92分/監督・脚本:ペク・スンビン
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