2013年9月20日

ランニング~夢のその先に~

 走るのが得意なデグ(カン・イソク)は、幼なじみのジマン(チェ・ウォノン)と兄のデオ(イ・ビョンジュン)といっしょにマラソン大会に参加。デグは優勝するが、レースの途中で兄が事故で亡くなった。デグは罪悪感から二度と完走できなくなってしまう。
 数年後。デグ(ペク・ソンヒョン)が暮らす町に、ジマン(ユ・ヨンソク)とヘンジュ(パク・ミニョン)がソウルから帰ってきた。幼なじみの3人だが、その仲はどこかぎこちないものになっている。そんなある日、デグの父(チョン・インテク)が町の住人に怪我をさせてしまい、示談金を工面しなければならなくなった。デグは賞金目当てでマラソン大会に出場するものの僅差でジマンに破れる。しかし、ジマンのペースメーカーとしてスカウトされて……。

 それぞれに悩みを抱える幼なじみ3人の、ほろ苦く、切ない青春ドラマ。
 5歳でデビューしてすでにキャリア充分(「ホジュン」や「海神」など主人公の子役としておなじみ)のペク・ソンヒョンは、さすがにうまいですね。『短い記憶』などの独立系映画から最近ではメジャーなドラマでも活躍しているユ・ヨンソクがライバル役。『私のオオカミ少年』とか金持ちの息子のイヤミな役どころが多いですが、彼もうまいですね。
 全4話ということで、さらっと楽しみました。

ランニング~夢のその先に~ 런닝,구
2010年6月10日~17日放送/全4話/MBC
http://www.imbc.com/broad/tv/drama/running9/
衛星劇場 http://www.eigeki.com/korea/running/
KNTV http://www.kntv.co.jp/prog/detail/?p=24655
BS11 http://www.bs11.jp/drama/1833/

企画:キム・サヒョン(「愛してる、泣かないで」)
脚本:チェ・ユンジョン(「私に嘘をついてみて」)、コ・ジョンウォン(「深夜病院~傷だらけの復讐~」
演出:イ・ドンユン(「最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~」)

カン・イソク→ペク・ソンヒョン……ク・デグ マラソン選手
チェ・ウォノン→ユ・ヨンソク……ホ・ジマン マラソン選手、デグのライバル
キム・ジウォン→パク・ミニョン……ムン・ヘンジュ デグとジマンの幼なじみ

チョン・インテク……ク・サンマン デグの父、自転車屋経営
イ・ビョンジュン……ク・デオ デグの亡き兄
チェ・ジョンウ……ホ・ジョンイル ジマンの父、漁協の組合長
キム・ミギョン……ウンミ ヘンジュの母、銭湯経営
チョン・ギュス……パク・タルジェ デグのコーチ
コ・ユヌ……ナ・ジュンス デグのチームメイト
シン・ヒョンタク……シン・ギロク デグのチームメイト
ソ・ボムシク……ファン・ソンリュル ジマンのコーチ
チョン・ジオ……チェ・ドンムン ジマンのチームメイト
イ・ダリョン……ヨンス デグが働く魚市場のおじさん
チェ・ヒョサン……市長
パク・ヨンギ……副市長
ソン・ソングン……市庁職員
チョン・ヘリョン……サンマンと口論する村民
パク・チョンソル……サンマンと口論する村民
チョン・ヨングム……タルジェが泊まる宿の女将
チョン・ホンテ……タルジェと賭けをする陸上部の監督
ホ・イルフ……マラソンの中継キャスター
カン・チョルソン……ヘンジュが演奏したイベントの担当者

2013年9月19日

ランニング~夢のその先に~【あらすじ】

01
 走るのが得意なデグはマラソン大会で優勝するが、途中で置き去りにした兄デオが事故で亡くなった。デグはその罪悪感から二度と完走できなくなる。数年後、ソウルで暮らしていた幼なじみのジマンとヘンジュが帰ってきた。そんなある日、デグの父が町の住人に怪我をさせてしまい…。
02
 父の示談金のため、デグはマラソン大会で賞金稼ぎをしているタルジェのもとで練習をはじめた。事情を知るヘンジュはジマンから示談のための金を借りるが、デグはジマンに腹を立てる。3人の仲はぎこちないものになっていた。デグが出場する町のマラソン大会にジマンも参加する…。
03
 デグは僅差でジマンに破れるが、その走りを見たファン・コーチからジマンのペースメーカーにスカウトされる。デグは示談金のために契約。一方、ヘンジュは念願の市の楽団に合格するが、ジマンの父親の口添えによるものと知って怒りをぶつける。そしてデグに好きな気持ちを伝える。
04
 大会でジマンは優勝し、国家代表選手に選ばれた。デグは一度くらい勝ちたいと走ったが、途中で力尽き、マラソンをやめてしまう。ジマンとヘンジュはそれぞれの夢に向かってソウルへと発った。やがて父と和解したデグは再びマラソンをはじめることを決意。3人は笑顔で再会する。終

※Twitterアカウント @KoreanDrama140 にて視聴中の韓国ドラマのあらすじをメモしています

2013年9月18日

冬のソナタ【あらすじ】

 実はちゃんと最後まで「冬のソナタ」を観たことがなかったので、韓国KBSノーカット完全版DVD-BOXが発売されたのを機に、視聴しました(といっても、それももう2年近く前)。

01
 おっちょこちょいなユジンの高校に、ソウルから秀才のチュンサンが引っ越してきた。協調性のないチュンサンだが、なぜかユジンの幼なじみサンヒョクのことを意識している。ある夜、酔っぱらいにからまれるユジンを助けたことから二人は距離を縮め、学校をサボって湖畔に出かけた。
02
 チュンサンとユジンはおたがいの気持ちを確かめあい、ユジンはサンヒョクに「私が彼を好きなの」と言う。しかし、ユジンの家で母の写真を見たチュンサンは、自分の父がサンヒョクではなくユジンの父であると知り、アメリカ行きを決意。発つ前にユジンとの約束の場所に向かうが…。
03
 チュンサンの死を悲しむ放送部の5人。それから10年後、ユジンはサンヒョクとの結婚を控えていた。しかし、街でチュンサンそっくりの男を見かけて追い、婚約式を台なしにしてしまう。さらにチェリンが恋人として連れてきたのがチュンサンに瓜二つのミニョン。ユジンは動揺する。
04
 ユジンの仕事相手の新しい理事というのがミニョンだった。スキー場の下見に二人で行ったが、ユジンはそのことをサンヒョクに言えず、嘘をついてしまう。ユジンの嘘に気づくサンヒョクだったが、そのことは口にしない。しかし二人はチェリンとミニョンにばったり会い、嘘がバレる。
05
 嘘がバレたユジンは言い訳をしようとするが、サンヒョクは「君の心が揺れている」と怒る。チェリンの悪知恵のせいで、ミニョンは次第にユジンの言動に不信感を抱くようになっていった。酔ったユジンをミニョンがホテルの部屋に連れ帰ると、ユジンは「チュンサン」と語りかける…。
06
 泣いて抱きつくユジンをミニョンは冷たく突き放した。スキー場での仕事がはじまり、ミニョンはユジンを誤解していたことを知って謝る。しかし突然やって来たチェリンの言葉に騙され、再びユジンを嫌悪する。チンスクから過去の話を聞いたミニョンはあわててスキー場に戻ったが…。
07
 ミニョンをかばってユジンが怪我。ミニョンはユジンを誤解していたと謝り、仲直りをする。改装する山頂のレストランを2人で下見に行くが、強風のため下山できなくなり、一夜を過ごすことに。ミニョンは、チュンサンに執着するユジンを非難し「あなたを愛してるから」と口にする。
08
 ミニョンの言葉に外へ飛び出したユジン。翌朝、二人の前にサンヒョクが現れ、ミニョンに「二度と近づくな」と忠告する。しかし、ユジンを許せないサンヒョクはむりやりユジンをホテルに連れていき、ベッドに押し倒した。逃げたユジンはミニョンに電話をし、ミニョンが駆けつける。
09
 結婚を考え直してほしいと頼むユジンだったが、サンヒョクは聞き入れない。ラジオ番組の公開収録をユジンらが仕事をしているスキー場で行い、強引にステージで結婚を宣言する。しかしユジンは「結婚できません」と拒否。飛び出したユジンをミニョンが抱きしめ、別荘に連れていく。
10
 別荘にはミニョンの母ミヒがいた。春川で自分と似た人が死んだという話にミヒは動揺する。一方、チェリンは酒をあおり、サンヒョクも会社に辞表を提出して抜け殻のような日々を送っていた。そしてサンヒョクが入院。ユジンはミニョンに「愛しています」と言いながら別れを告げる。
11
 ミニョンはチュンサンが死んでいなかったことを知る。動揺する母に、自分がチュンサンなのではないかと思い悩むようになる。ユジンとサンヒョクは1ヶ月後に結婚を控えているが、キム次長らとの酒の席にミニョンが現れ、サンヒョクはユジンに騙されたと思い込んでユジンを責める。
12
 10年前の真実を知ったミニョン。サンヒョクもミニョン=チュンサンであることを知った。「どうすればいい」と戸惑うミニョンに、サンヒョクは「消えてくれ」と土下座。帰ってきたユジンをサンヒョクが抱きしめる。しかし、ミニョンはユジンに「僕はチュンサンです」と告げる。
13
 ユジンはミニョンの告白が信じられず、失望。サンヒョクにもうミニョンとは会わないと約束する。ミニョンはアメリカへ戻ることを決意。「チュンサンをあきらめます」と言い、サンヒョクと握手を交わす。一方、チェリンもミニョンとチュンサンが同一人物であることを突き止めた。
14
 空港でミニョンは昔を思い出し、そこへミニョンがチュンサンであることを知ったユジンが駆けつける。「気づいてあげられなくてごめん」。しかし翌朝、サンヒョクにあとを頼んで去ろうとするミニョンだったが、サンヒョクを振りきって飛び出したユジンをかばい、車にはねられる…。
15
 目を覚ましたミニョンはユジンに出会った頃の話をする。サンヒョクはユジンをあきらめた。ミニョンとユジンは春川へ行く。過去を取り戻そうとするミニョンに、ユジンは「昔の記憶にとらわれる必要はない」と慰めるが、ミニョンは伝えたかった「愛してる」という言葉を思い出す。
16
 ミニョンの誕生日、ユジンはチンスクだけを誘うつもりだったが、みんな集まり、サンヒョクも祝ってくれた。一方、ジヌはミニョンがチュンサンであることを聞いて動揺する。ミヒはユジンの母にミニョン(=チュンサン)が自分の子だと話す。ミニョンは教会でユジンにプロポーズ。
17
 ミヒとジヌは2人の結婚に猛反対。ユジンの母もいい顔をしない。父親はヒョンス(ユジンの父)なのかと訊くミニョンに、ミヒは「ごめんね」と答えたが、ミニョンとユジンは2人だけで結婚式を挙げようとする。サンヒョクはジヌからの電話で2人が兄妹だと知り、スキー場へ向かう。
18
 ミニョンが結婚の誓いをする寸前、サンヒョクがユジンを連れ去った。別れを決意したミニョンは海辺でユジンと過ごし、翌朝、サンヒョクに託して姿を消す。ジヌは2人が同い年であることに疑問を抱く。その話を聞いたサンヒョクの母がユジンに兄妹と話し、ユジンは衝撃を受ける。
19
 すべてを知ったユジンは別れを決意。しかし交通事故の後遺症で倒れたミニョンの血液検査で、ジヌはミニョンが自分の子であることを知る。そしてミニョンもジヌとミヒから真実を聞かされる。サンヒョクはユジンとやり直したいと話すが、ユジンはフランスへの留学を心に決めていた。
20
 ミニョンはアメリカで手術を受けることに。ユジンに別れを告げ、サンヒョクにユジンのことを頼む。その後、ユジンはフランスに留学した。3年後、帰国したユジンは自分が設計した“不可能の家”が雑誌に載っているの見て、その場所を訪れる。そして失明したミニョンと再会する。終

※Twitterアカウント @KoreanDrama140 にて視聴中の韓国ドラマのあらすじをメモしています

2013年9月17日

ドラマの帝王【あらすじ】

 Twitterでメモしている韓国ドラマのあらすじをこちらにまとめておくことにしました。当然ながら結末までネタバレしているため、未視聴の方は閲覧にご注意ください。

01
 視聴率のためなら手段を選ばないアンソニーは脚本家アシスタントのゴウンを騙してドラマを完成させた。高視聴率を記録するものの、編集テープを運ばせたバイク便の男が交通事故で亡くなり“死を招いたドラマ”と非難が殺到。帝国プロダクション会長からクビを言い渡される。
02
 3年後。落ちぶれたアンソニーは帝国プロの元部下ジンワンから日帝時代のドラマに投資したがっている在日実業家のことを聞く。かつてゴウンが書いた脚本「京城の朝」を盗みだし、ゴウンを説得し、契約のため日本へ。年内の放送を条件に、実業家ワタナベからの投資をとりつける。
03
 アンソニーは「京城の朝」に起用するためヒョンミンに1話1億ウォンでオファー。ジンワンに邪魔されるが、出演の約束をとりつけた。ところが放送枠を巡って帝国プロと対立。ヒョンミンを連れてきたほうが枠を獲得できることになる。ゴウンがヒョンミンを説得し、会議に現れる。
04
 「京城の朝」が放送枠を獲得。アンソニーはゴウンにクビを言い渡し、ヒョンミンと契約。贈った現金は間一髪で取り戻すものの、ジンワンの密告のせいで、ムン局長は収賄の容疑で逮捕された。ナム新局長が就任し、編成は白紙に戻される。アンソニーはナム局長に土下座をするが…。
05
 アンソニーは「命よりもドラマが大事」と土下座までするが、ナム局長は聞き入れない。アンソニーはSBC社長に取り入ってナム局長に圧力をかけ、再び「京城の朝」が放送枠を獲得した。あきらめないジンワンはゴウンの引き抜きを画策し、ゴウンはアンソニーに辞めると告げる。
06
 ゴウンは帝国プロとの契約書にサインはしなかった。演出家として5年前に引退したはずのヨンモクが脚本を気に入って復帰することになり、いよいよ制作がスタートする。ところがジンワンの策略でヒョンミンが飲酒運転を起こして警察ともめ、さらにゴウンが車に撥ねられてしまう。
07
 ゴウンは無事だったが、アンソニーはジンワンに激怒。スパイをしていたものの良心の呵責に耐えきれなくなったヒジェはアンソニーにすべてを話し、ジンワンの策略は失敗に終わる。ヒョンミンの記者会見も同情を集め、事態は収束。アンソニーは元恋人のミナに出演をオファーする。
08
 ゴウンはミナの脚本修正要求を断固として拒んでいたが、その言葉を思い返して修正した。しかし「京城の朝」制作発表記者会見に犬猿の仲のヒョンミンとミナが現れない…。一方、ワタナベの息子であるケンジが余命わずかな会長の跡を継いだと言い、アンソニーに契約取消を告げる。
09
 ヒョンミンとミナも現れて記者会見は無事に終わるが、ケンジから今月中に資金を返済するよう求められる。帝国プロの圧力でどこに行っても投資は断られてしまう。スタッフたちが金を出しあい、アンソニーは陰で泣く。ナム会長の“夢”を思い出し、ある地主に相談をもちかける。
10
 アンソニーは拉致されるが、ゴウンとヒョンミンが奔走し、ケンジに全額返済することができた。「京城の朝」の撮影が開始するが、ある小説家から盗作だと訴えられる。アンソニーはミナに「ゴウンを信じる」と明言する。一方、ナム会長はアンソニーの罪を暴くよう指示していた。
11
 ゴウンは母がしまっていた昔の手紙から初稿フロッピーディスクを発見し、盗作ではないことを証明した。「京城の朝」初回放送は平均視聴率15.7%を記録し、同時間帯の首位を獲得する。キスシーンにダメ出しをするアンソニーは、酔ってゴウンに「男としてどう思う?」と問う。
12
 「これがロマンスだ」と言ってアンソニーは眠るが、ゴウンは眠れなくなる。ヒョンミンはにんにくを大量に食べてキスシーンに臨む。アンソニーが横領容疑で逮捕されるが、ナム局長が父のナム会長に頼み、告訴は取り下げられた。ミナがアンソニーの唇を奪うのをゴウンは目撃する。
13
 アンソニーは再契約を持ちだすが、ゴウンは決断できない。ゴウンの母の差し入れを届けようとするが、道に迷った挙げ句、車が故障。アンソニーとゴウンは凍死しそうになるが、一命を取り留めた。撮影現場で火災が発生し、エキストラの老人を助けようとアンソニーが火に飛び込む。
14
 アンソニーが無事に老人を救った。ミナはゴウンにアンソニーと復縁したいと話すが、誤解からヒョンミンとミナの熱愛が報道される。父の力で今の地位に就いたことを知ったナム局長は辞職を心に決めるが、やがて復帰。ゴウンはミナとの関係を知ってアンソニーに焼き芋を突き返す。
15
 ゴウンの「好きです」という言葉をアンソニーは実は聞いていた。修正台本が完成し、「京城の朝」は視聴率首位を独走している。高熱を出したゴウンを見つけ、アンソニーはテサン会長との約束を放りだし、病院へ連れていく。ミナに問われ、アンソニーはゴウンが大切だと答える。
16
 ヒョンミンは自分の演技が下手だと認め、ミナに相談する。一方、アンソニーは母と同じ病で、やがて失明することを宣告される。ゴウンはクリスマスイヴにお気に入りのカフェで待つが、アンソニーは現れなかった。帰宅するとアンソニーは「いつから好きになったんだ」と涙を流す。
17
 「京城の朝」はナム局長が反対したものの社長命令で4話延長が決定。病状の進行は速く、アンソニーは今後やるべきことをノートに書き出していく。疑いをもったゴウンがノートを見てしまい、拒もうとするアンソニーに「私はそれでもいい」と告白。2人は泣きながら唇を重ねる。
18
 アンソニーが被験者に選ばれて渡米することになった。しかし最終回の撮影がギリギリになり、アンソニーは自ら最後のテープを放送局に届け、交通事故に遭ってしまう。1年後、アンソニーは視力を失ったが、ラジオドラマの制作に乗りだしていた。そばにはいつもゴウンがいる。終

2013年8月11日

屋上月光@下北沢mona records

 2013年8月10日、下北沢mona recordsのLIVE SPACEで屋上月光のライヴがありました! こっそりやる感じかと思いきや、かなりの観客数。ほかに4組が出演しましたが、予約の多くが彼女ら目当てだったとか。冒頭の曲は韓国ドラマ「パスタ」の挿入歌でしたが、そのときの反応から察するに、ドラマ経由でファンになった人が多いんでしょうか。
 屋上月光(옥상달빛/オクサンダルピッ)はキム・ユンジュ(キーボード、ギター)とパク・セジン(メロディオン、シロフォン、キーボード)による女性デュオ。MCは韓国語が中心でしたが、ときどき「気分がいいです because of you」(セジン)と日本語や英語を交えたりも。ユンジュはメモを読みながら日本語でいくつか曲紹介をしました。
 アンコールの声があがったものの、次の出演者がいるということで残念ながら全7曲で終了。「お疲れさま、今日も」では自然と手拍子がはじまったり、ほのぼのとした雰囲気でした。曲をやり直すことがあっても御愛嬌。カヴァー曲はThe Beatlesの「Across the Universe」と小田和正の「言葉にできない」(※「言葉にできない」は元々オフコースの曲ですが、ユンジュが「小田和正の」と紹介)で、いずれも2人のハーモニーの美しさが際立つ選曲でしたね。
 とても貴重なステージを堪能しました。また日本に来てほしいものです。


屋上月光@下北沢mona records 2013年8月10日
【セットリスト】
1. 옥상달빛 屋上月光
2. 새로와 新しく
3. Across the Universe(The Beatles)
4. 하드코어 인생아 ハードコア人生よ
5. 言葉にできない(小田和正)
6. 수고했어, 오늘도 お疲れさま、今日も
7. 없는게 메리트 ないのがメリット

2013年6月26日

ペ・ヌリ

「太陽を抱く月」のチャンシル役がたまらなくキュートでした。劇中ではまったくそんなイメージはないのですが、めっちゃスタイルいいんですね。グラビアでビキニ姿なんかを披露したりもしていて驚きました。
 高校に進学する頃、姉が応募したオーディションに合格し、2008年にファッションブランドLITMUSの専属モデルとして活動をはじめたそうです。2010年、『ミスター・ゾンビ』の美大生ミナ役でデビュー。「ドリームハイ」にも出ていたそうですが、まったく記憶にありません。この頃はまだその他大勢的な端役が多かったようですね。「私の娘コンニム」では役名のない“不良少女”役。冒頭でボミ(チュ・ホンダン)をいじめ、助けに入ったコンニム(チン・セヨン)に嫌がらせをする金持ちの娘でした。
 そして2012年、「太陽を抱く月」のチャンシル役でブレイク。巫女としての能力をもちながら本人にはあまりそんな自覚はなく、口が軽いため国巫チャン・ノギョン(チョン・ミソン)に叱られてばかりいる役どころです。切ない一面もあり、憎めないキャラクターを好演していました。その後の「親愛なる者へ」は野沢尚脚本の日本の同名ドラマ(92/フジテレビ系列)が原作。既婚者であることを知りながら再会した幼なじみ(ホン・ジョンヒョン)に想いを寄せるホン・ラン役で、より大人びた表情を見せています。
 CMにも多数出演。ちょっと個性的でキュートな役どころを今後も期待したいところです。

ペ・ヌリ 배누리
生年月日:1993年2月4日
身長:166cm 血液型:B型
EQ entertainment所属 http://eqet.inodea.co.kr/

【ドラマ】
「グロリア」(10) ダブル・エンターテインメントの練習生役
「秘密妓房アンシンジョン」(10) ミョンウォル役
「ドリームハイ」(11) ハン・ソリ役 キリン芸術高校の生徒
「美少女キラーK」(11) 不良少女役
「私の娘コンニム」(11) 不良少女役
KBSドラマスペシャル「遅れてごめんね」(11) スンヘ(少女期)役
「太陽を抱く月」(12) チャンシル役 巫女
「親愛なる者へ」(12) ホン・ラン役
【映画】
『ミスター・ゾンビ』(10) ソラ役 美大生

2013年6月22日

藤田麗子『おいしいソウルをめぐる旅』

 タイトルどおり“おいしいソウルをめぐる旅”に出たくなる一冊。有名店や流行の最先端を紹介するのではなく、歴史を感じられる老舗の味、地元で愛される市場を中心に紹介しています。食文化の歴史から、食にまつわる諺、食の歳時記、ご当地グルメなどなど、韓国料理にまつわる豆知識も豊富に掲載。なかでも「インスタントラーメンのはなし」がおもしろい。日本の明星食品が技術提供をして生まれたとは! 流行の変遷がわかるインスタントラーメンの歴史年表も興味深いところです。
 すべてが観光で訪れるような場所というわけではなく、「旅で使える韓国語」のコーナーに飲食店で使えるフレーズがそれほど多くなかったり、初心者にはこれ一冊でというわけにはいかないかもしれません。でも、韓国旅行がしたくなること必至。次にソウルに行くときは、広蔵市場の「麻薬キムパッ」は絶対に食べようと思います。あらかじめ購入した葉銭を使って加盟店で好きな惣菜を盛ってもらう通仁市場の「お弁当カフェ」も体験してみたいし、日本でも減りつつある昔ながらの喫茶店「学林」にも行ってみたい! 色鮮やかな韓国料理の写真を眺めるだけでも楽しいけれど、やっぱり現地に行きたくなりますね。

藤田麗子『おいしいソウルをめぐる旅』
キネマ旬報社/1,300円+税/2013年6月4日発売
http://www.kinejun.com/

【目次】
Part 1 伝統の味を求めて
ソルロンタン/ビビンバ/牛サムギョプ/キムチチゲ/カンジャンケジャン/納豆チゲ/プルコギ/純豆腐チゲ/サムゲタン
Part 2 ソウルの市場めぐり
広蔵市場/東大門市場 焼き魚通り/孔徳市場/通仁市場/鷺梁津水産市場
Part 3 韓国だけの麺料理
ビビン冷麺/カルジェビ/あさりカルグッス/チャジャン麺/ちゃんぽん
Part 4 おやつの時間
コーヒーとチーズケーキ/あずきのデザート/なべ入りかき氷とアイス紅柿/トッポッキ/韓国のお餅/コンビニお菓子&街角おやつ