2018年2月26日

チョンマダムの最後の1週間


 7年前、チョンマダム(ラ・ミラン)はヤクザのテンバリ(パク・チョンハク)から逃げる途中で思いがけず大金を手に入れた。それからというもの、彼女は人目を避けてひっそりと暮らし、時効成立の日を待ちわびている。ところが、いよいよ残り1週間という日、ウンミという少女(シン・リナ)と出会う。人と交わることを徹底的に避けてきたチョンマダムだが、ウンミが親に虐待されていることを知って放っておけず……。

 KBS脚本公募の当選作だそうです。ラ・ミラン主演ということでも安心感がありますね。実際のところ、ラ・ミランは本作でKBS演技大賞の連作・単発ドラマ賞を受賞しました。
 カナダへの移住を夢見ながら隠遁生活を送ってきたチョンマダムは、なりゆきでウンミを匿うものの、誘拐犯として報道されたうえにテンバリからも追われ、一度はウンミを置き去りにしようとします。それでも放っておけないのは、かつて亡くした妹の姿が重なるからなのでした。肌身離さない旧札のエピソードなどが涙を誘います。若い頃のチョンマダムを演じたパク・セワンも出番は少ないものの好演でした。
 ところで、劇中に『冬の王国』と出てきますが、邦題が『アナと雪の女王』となったディズニー映画『Frozen』の韓国でのタイトル。そこは日本語字幕を『アナと雪の女王』にしないと伝わらないでしょう。「Let It Go」が流れて「あぁ」と思うかもしれませんが。
 また、Stingの「Shape of My Heart」も流れますが、言わずと知れた映画『レオン』のラストシーンで流れる曲。さすらうチョンマダム&ウンミがレオン&マチルダのパロディになってるんですね。ウケました。エピローグで流れるのはユ・ジェハの「지난 날(過ぎた日)」です。
 晴れ晴れとした結末で、心のあたたまる良作。

KBSドラマスペシャル「チョンマダムの最後の1週間」

原題 정마담의 마지막 일주일(チョン・マダムの最後の一週間)
2017年10月4日放送/1話完結/KBS
KBS WORLDにて2018年1月17日に日本初放送

脚本 キム・セラン
演出 カン・ミンギョン(「出会わせて、ジュオ」)

ラ・ミラン……チョンマダム(本名チョン・ダジョン)
シン・リナ……パク・ウンミ

パク・チョンハク……テンバリ 釜山のヤクザ
チュ・ソクテ……ヤクザ テンバリの弟分?
ウォン・ヒョンジュン……ヤクザの部下

イ・ボンリョン……シン社長 チョンマダムの友人、飛ばし携帯電話業者
ユン・ギョンホ……ウンミの継父
チェ・ヒジン……ウンミの母

ソン・ヨンジェ……タクシーの運転手
キム・ミギョン……大家
ユ・グム……町内会長
イ・ジェウン……ウンミの祖母の家の新しい住人
チュ・ヨナ……病院の受付
チョン・ソラ……看護師
キム・ドヘ……地下鉄の孤児
オ・スンウォン……ニュース番組のアナウンサー
キム・ジョンテ……弁護士

パク・セワン……若い頃のチョンマダム
キム・ハユ……アジョン チョンマダムの妹
ペ・ジョンファ……チョンマダムの継母
ソン・ハリム……チョンマダムの父

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